資産形成の意味わからずして、資産形成はできません。ですから今日はその意味を掘り下げてみます。
資産形成とは、「資産」を「形成」することです。「形成」の意味は、まとまったものに作り上げる事、という意味だそうです。ですから、資産形成とは、資産を作り上げる事、です。
次に、「資産」とはそもそも何なのでしょうか。
ちなみに「資産」の反対は「負債」です。反対の意味が分かるとそれ自体の意味が更にはっきりとします。
資産⇔負債
では資産の意味を非常に分かり易く解説している本を一冊ご紹介します。
「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ著
ずいぶん前に日本でもはやりましたね。
英語では、「Rich Dad, Poor Dad」、中国語でも翻訳されてまして、「富爸爸穷爸爸」だそうです。世界中で翻訳されて、資産形成関連の書籍としては世界のベストセラーとなりました。
まだお読みになったことがない方は是非一度は読んでみて下さい。
では本題ですが、著者ロバート・キヨサキはこの本の中で、「資産」とは、持っているだけでお金を生んでくれるものと解説しています。
ではお金を生んでくれる「資産」として何が想い浮かびますか。色々ありますね。例えば、家賃収入を生んでくれる不動産、配当がもらえるアップル社の株、せっせと稼いできてくれるできる営業マンなんかも会社にとっての資産と言えそうですね。
一方反対の「負債」は、持っているとお金が出て行ってしまうものです。例えば、ローンを抱えたマイホームや自家用車、金利を支払う必要がある借金、出来の悪い社員は、もしかしたらこちらかもしれないですね。
ものによってはどちらにもなるケースも。例えば、会社が保有する保養所や別荘などは、維持費や税金が出ていくことで「負債」とも取れますが、その保養所を利用した従業員が、とても満喫してくれて、リフレッシュして会社に戻り、最高のパフォーマンスを上げてくれるのであれば、「資産」とも言えそうです。
ここでは会計上どうこうではなく、もっと大きな枠組みでみたインとアウトで判断すればいいので、わかりやすいですね。
ということで結論として、資産形成とは、「お金を生むものを作り上げる事」ということになります。
まず何が資産なのかを見極め、どれぐらいの収益を期待できるか、しっかりとした判断が資産形成には大事だということになります。期待できる収益についてはまた別の回で書こうと思いおます。