台湾をはじめ、海外に在住する日本人が加入できる香港の貯蓄型保険は多数ございますが、その中でも、FWD Life香港の米ドル建て貯蓄型保険は、将来の予定解約返戻率ではトップクラスです。日本にはFWD富士生命が進出しておりますので、ご存じの方もいらっしゃると思います。ここではFWD Life香港について詳しくご紹介いたします。
FWD Life香港の歴史
FWDグループは、 2013年設立の 香港が本拠地の保険会社グループです。アジア10か国に拠点をかまえ、生命保険および医療保険、損害保険、企業年金などを取り扱っております。最近買収と新規参入でアジアマーケットで存在感を高めている保険グループです。アメリカ市場で上場も予定しております。
FWD Life香港のホームページはこちら
正式名称:
FWD Life (Hong Kong) Limited (富衛人壽(香港)有限公司)
FWD Life Assurance Company (Hong Kong) Limited (富衛人壽保險(香港)有限公司)
・従業員:6,100人(2020年12月時点/全世界)
・アドバイザー:33,000人
・時価総額:62.6Billion米ドル
・香港内マーケットシェア第9位
2013年 パシフィックセンチュリーグループがING香港を買収、FWD香港に改称。同年タイ参入
2014年 インドネシア・フィリピン参入。中国駐在オフィスオープン
2016年 ベトナム・シンガポール参入
2017年 富士生命買収で日本参入、FWD富士生命に改称
2019年 マレーシア参入
MetLife Asia(香港)買収
Siam Commercial Bank Life Assurance(タイ)買収(東南アジア最大の保険会社買収)
2020年 カンボジア参入
2021年 アメリカIPOを発表
パシフィックセンチュリーグループ
FWDグループのオーナーは、パシフィックセンチュリーグループ(Pacific Century Group :通称PCG)というアジアベースのプライベート金融投資グループです。1993年にアジアのビリオネア、リチャード・リー(Richard Li)が設立しました。PCGの主なビジネスは、テクノロジー、メディア&テレコミュニケーション、金融サービスと不動産です。
PCGは20年ほど前、Pacific Century Insurance(パシフィックセンチュリ―保険、現FT Life)という香港の大手保険会社を傘下にしておりましたが、2007年にFortisに売却したことがございます。
パシフィックセンチュリーのホームページはこちら
香港の大手通信会社「PCCW(香港市場上場)」、「HKT(香港市場上場)」、ネットTV会社「nowTV」、投資ファンド会社「PineBridgeインベストメント」、不動産会社「パシフィックセンチュリープレミアムディベロップメント(香港市場上場)」、保険会社「FWD」、インシュアテック会社「ボルトテック」は、全てPCG傘下であり、香港人の生活インフラを支えるコングロマリット企業です。
FWD Life香港の信用格付け
フィッチレーティング(Fitch):BBB+(2022年9月)
ムーディーズ(Moody's):Baa2(2022年12月)
FWD Life香港が提供する保険商品
FWD Life香港は、様々な保険商品を提供しておりますが、海外在住日本人が運用目的で申込可能な、代表的な保険商品を下記にご紹介いたします。
保険商品名 | 詳細 |
---|---|
MaxFocus Global Insurance Plan | 2023年1月より販売開始の貯蓄型保険です。保険料支払い方法は、全期前納・2年・5年・10年・18年から選択。5年経過後は証券分割もできるので、相続対策などにも利用できます。契約者・被保険者変更もできるので資産継承にも利用できます。(変更には、変更時に非日本居住者)長期的な目標運用リターンは4-5%/年。 詳細パンフレット(英語)はこちら |
MaxFocus Vision Insurance Plan | 2022年1月より販売開始の、MaxFocus Infinity/Achieverに代わる貯蓄型保険です。(米ドル・香港ドル建て) 一時払い・5年払い・10年払い・15年払いの4つの支払い方法から運用が可能な貯蓄型の保険商品です。20年超の長期運用で4~5%の運用リターンを見込みます。部分解約もできるので、将来の自助年金作りに最適な保険商品です。 詳細パンフレット(英語)はこちら |
MaxFocus Infinity Insurance Plan | 貯蓄型保険(米ドル・香港ドル) 保障を最低限にし、運用を主目的にした保険商品。20年超の長期運用で4~5%の運用リターンを見込みます。部分解約もできるので、将来の自助年金作りに最適な保険商品です。(2022年3月で販売終了予定) 詳細パンフレット(英語)はこちら |
MaxFocus Achiever Insurance Plan | 貯蓄型保険(米ドル・香港ドル) Max Focus Infinityとほぼ同様の貯蓄型保険ですが、Max Focus Infinity よりも保証部分が厚くなっております。長期運用で4~5%の運用リターンが見込みます。途中部分解約もできます。(2022年3月で販売終了予定) 詳細パンフレット(英語)はこちらこちら |
まとめ
PCGの資金力を背景に、2013年からわずか8年でアジア10か国にマーケットの拡大を果たしたFWDグループ。アメリカ上場を機に、更に保険マーケットで存在感を高めていくかもしれません。
数ある日本人がお申込可能な貯蓄型保険の中でも、Max Focus Global Insurance Planは、長期で非常に高い予定返戻率を誇っています。20~30年以上流動性リスクが取れる資金で運用いただければ、設計書に近いリターンが期待できると思います。日本ご帰国前にぜひ一度ご検討ください。
資産運用のご相談、保険商品の詳細は、無料個別相談からお気軽にお申込みください。