台湾駐在したら始めましょう!理想の人生を送るための資産運用

人生は一発勝負の試合と同じ

50歳という一つの節目で自分の人生を振り返り、これから残りの人生や、自分の人生の意義について考えていると、人生はある意味「試合」と一緒だなぁと思いました。ただこの試合は、生まれた瞬間からぶっつけ本番でスタートし、亡くなった時にホイッスルが鳴る一発勝負の試合です。どんな試合になるかは自分次第で、試合の目的(人生の目的)も自分次第。この試合を精一杯楽しみたい、有意義で幸せなものにしたいと願い、日々悩み、考え、行動し、戦うわけです。今日は人生を試合に例えて書いてみたいと思います。是非皆さまご自身も試合でプレーしているイメージで読み進んでみてください。

長くなる試合時間「寿命」

まず試合時間にあたるのが「寿命」です。試合時間の長短はひとそれぞれですが、日本人の平均寿命は現在84歳ですから、試合時間は84年です。今から60年前(1960年頃)の日本人平均寿命は68歳でしたから、たった60年で16年も試合時間が長くなりました。ちなみにアフリカの平均寿命は今でも50才ですから、我々日本人は試合時間の長さにおいては、世界で最も恵まれている国民と言ってよいでしょう。そしてこの試合時間は、これからさらに伸びていく傾向です。特に若い世代の方は、もっと医療技術の進歩やテクノロジーの恩恵を受けることで、試合時間は長くなり、平均試合時間が100年という時代も、近い将来本当に来るのだと思います。

伸び続ける日本人の平均寿命

では次に、この試合を前半戦と後半戦に分けてみます。ここでは前半戦を働いている期間(定年・引退までの期間)、後半戦を老後の期間(年金生活)とします。

1960年頃の定年退職年齢(年金受給開始年齢)は60歳でした。ということは後半戦はたったの8年です。
一方現在は定年退職年齢は60~65歳ですから、後半戦は19~24年ということになります。ここで注目すべきは、伸びた試合時間のほとんどが、後半戦だということです。

後半戦が長くなるということは、老後期間が長くなることです。一昔前であれば10年にも満たなかった老後が、現在は20年以上です。老後のことを「セカンドライフ(第2の人生)」と呼べるようになったのも、長い後半戦が当たり前になってきたからかもしれません。

試合にはお金が必要

次にお金です。そうです、この試合は結構なお金がかかります。その金額は、個人の収入・支出、結婚の有無、子供の有無、私立か公立か、マイホームを購入の有無などで人それぞれです。
しかし一つだけすべての方に共通していることは、前半戦で成人すると皆さん働きますので、定期的な勤労所得(収入)を得ながら試合をすることになります。しかし後半戦はその勤労所得がないので、年金をもらったり、 貯蓄を取り崩したりしながら試合をしなくてはなりません。つまり後半戦は、定期的な勤労所得がないことが問題となる可能性がございます。

この後半戦を支える大きな味方が年金です。60年前は、政府は平均で一人当たり8年分支給していればよかったので、十分な年金を支給できておりました。しかし現在は後半戦の期間が当時の約3倍になり、また急速な少子高齢化の影響で、年金を支払う現役世代が減り、年金を必要とする世代が圧倒的に増えています。以前同様の支給ができなくなってしまいました。そのしわ寄せは、年金受給年齢の引き上げ、消費税の引き上げ、医療負担の引き上げといった形で表れています。

後半戦(セカンドライフ)に備え前半戦にすべきこと

我々はいつか働かなく(働けなく)なります。ですから不慮の事故のような負傷退場がない限り、全ての人が必ずいつか後半戦を迎えます。そして後半戦こそ勤労収入がなくなることが、問題となる可能性が高いのです。自分の理想とする試合運びを後半戦で行うためには、実は前半戦の試合運びがカギを握ります。そこで、

・前半戦はお金(資産)を増やすためのピリオド
・後半戦はお金(資産)を活用(使う)するためのピリオド

と捉え、前半戦は戦いながら後半戦にも備えることがとても重要です。

前半戦は働いていますから、お給料などの定期的な収入がございます。その収入の一部を後半戦のために貯蓄したり、資産運用したりしておきます。またできるだけ試合全体の前半戦割合を長くするのも一つの工夫です。身体が十分に動くうちは働き、できるだけ長い前半戦にするのです。定年退職が60歳であっても、身体が元気であれば、少しでも収入が得られるよう働くのです。(高齢者の雇用問題等はございますが)そうやって前半戦を有利に試合運びができれば、後半戦がどんなに長くとも、十分に戦えるだけのものを自分自身で準備しておくことができるのではないでしょうか。

いずれにせよ前半戦の早い段階から、試合全般を見越した対応ができるかどうかが大切です。(ライフプランニングと言ったりします。)とは言え、日々の生活に追われ、なかなか後半戦まで考えが及ばないことも多いでしょうし、若いうちはセカンドライフのことなどまだまだ先の事と思ってしまいがちです。

台湾駐在員の方の中には、日本で働いていた時よりもお金を貯める余力がある方も多いのではないでしょうか。海外の有利な金融商品にアクセスがし易いのも台湾在住中です。是非資産運用を始めるきっかけにしてみてください。

後半戦のための資金面に関する前半戦の戦い方(豊かなセカンドライフを送るために、今からできる資産形成の方法や考え方)のご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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